【210系クラウンアスリート後期】4年乗ってわかった本当の魅力と惜しい点【オーナーレビュー】

セダン

今回は、私が約4年間にわたって所有している愛車「210系クラウンアスリート(後期・2.5Lハイブリッド・アスリートS)」について、実際に乗ってみて感じたことを、オーナー目線で詳しくご紹介していきたいと思います。

クラウンといえば「日本が誇る高級セダン」という印象を持つ方も多いと思いますが、実はこの210系アスリートは、上品さだけでなく走りの楽しさやスポーティなデザインも兼ね備えた、まさに“大人のプレミアムスポーツセダン”といえる一台なんです。

購入を検討している方、中古で狙っている方、クラウンって実際どうなの?と思っている方の参考になれば嬉しいです!

クラウンアスリートを選んだ理由|高級セダンに乗りたい

4年前、次の愛車を探していたとき、求めていたのは「快適で高級感があるセダン」でした。

当時は「レクサスGS Fスポーツ」、「220系クラウン RS」あたりとも比較検討していましたが、最終的に心を奪われたのがこの210系クラウンアスリート。

まず「デザインのかっこよさ」と「クラウンというブランド」という理由から、「210系アスリート」と「220系クラウンRS」 に絞られました。

当時の中古車価格的には100~150万円程度差がありました。
決め手となったのはやはり値段もありましたが、デザインも好みだったので210系クラウンアスリート後期にしました。

特に後期型はフロントフェイスがシャープになっていて、グリルのデザインも精悍。さらに丸形のテールランプはアスリートの象徴とも言えます。中古市場でも後期の人気は高めですが、確かに“見た目の印象”がかなり違います。

そして2.5Lハイブリッド×FRという組み合わせも魅力的で、見た目だけじゃない「中身のバランスの良さ」もポイントでした。

外装デザイン|上品さとスポーティさを両立する唯一無二のスタイル

クラウンというと、どうしても「おじさんのクルマ」というイメージが根強いかもしれません。でもこの210系アスリートは、そんな先入観を良い意味で裏切ってくれます。

フロントは鋭い目つきのLEDヘッドライトと、メッシュタイプのグリルが特徴的で、スポーツセダンらしい存在感。

リアはしっかりとワイド感があって、どの角度から見ても迫力があります。とくにリアからみた斜め45度からの角度。ありきたりですが、丸形テールに王冠のロゴの美しさは何年経っても見惚れてしまうレベル。

自分の愛車ながら、駐車場やコンビニのウィンドウ越しに映る姿を見るたび「やっぱりカッコいいな…」とつぶやいてしまいます(笑)

ボディカラーはホワイトにしましたが、白・黒・赤の三色のコントラストはいつ見ても最高です。

内装の質感|クラウンにしか出せない“落ち着きと品格”

外装のかっこよさだけでなく、乗り込んだ瞬間に感じる内装の高級感も210系クラウンの大きな魅力です。

インパネやドアトリムにあしらわれた木目調のパネルや、ソフトな素材で覆われたダッシュボードは、まさに「高級サルーン」。

座席は本革ではないですが、アスリートSに標準装備されているスポーティなファブリックシートが逆に滑らずしっかりホールドされて好印象です。

しかし、今考えると本革シートを選んでおけば良かったなと思っています。理由としてシートベンチレーションです。夏だけでなく長時間運転していると背中の汗が気になるので、つけておけば良かったと思っています。

また、メーターはオプティトロン式で視認性抜群。走行モードの切り替えに合わせて色味や演出が変わるのも地味に気分を上げてくれます。

ステアリングも程よい太さで握りやすく、ドライバーに寄り添う設計がしっかり考えられているのを感じます。

ただエアコンパネル。今は慣れましたが、乗り始めの頃は少し大変でした。風量を変えるのに2アクション必要なので画面を見ずに行うのは至難の業でした。ですが、エアコンの効きは早いし、スイング機能もあり、エアコンだけでも特別感を感じられます。

走りの印象|静かで快適、それでいて頼れる加速感

走りに関しても、210系クラウンアスリートは「快適さ」と「力強さ」を非常に高い次元で両立しているクルマだと思います。

まず、発進時の静けさがとにかく心地良い。ハイブリッド車なので、低速域はモーターのみで動く場面が多く、朝の出発時や深夜の帰宅時など、周囲に気を遣う必要がありません。

エンジンがかかっても音は非常に静かで、遮音性もしっかりしています。

そしてアクセルをグッと踏み込めば、2.5Lエンジン+モーターがしっかりパワーを引き出してくれます。

高速道路の合流や追い越しも不安ゼロ。必要なときにしっかり応えてくれるのはさすがです。

ハンドリングも自然で、FRならではの気持ちよさが感じられるのもポイント。

とくにワインディングや緩やかなカーブでは、車と自分が一体になっているような感覚が得られます。

燃費と維持費|ハイブリッドで意外と財布に優しい

クラウンというと、維持費が高そう…というイメージを持つ方も多いですが、210系のハイブリッドモデルであればそこまで心配しなくても大丈夫です。

私の使用環境(通勤+休日ドライブ)では、

  • 街乗り:14~16km/L
  • 高速走行:17〜18km/L
  • 年間平均燃費:約15km/L前後

という数値になっており、2.5Lのセダンとしては非常に優秀です。

また、税金や保険も思ったほど高くなく、消耗品やメンテ費用も国産車ならではの安心感があります。

故障・トラブル経験|想像以上に“頑丈なクルマ”

4年間乗ってきて、致命的な故障は一度もありません。

唯一あったのは「補機バッテリーの劣化による警告灯」くらいで、それも早めに交換することで問題なし。

やはり「トヨタのクラウン」は品質の安定感が段違い。年数が経っても安心して乗り続けられるという信頼感があります。

気になる点|最近は少しだけ古さを感じる部分も

完璧なクルマというわけではなく、「ここがもう少し…」と感じる部分ももちろんあります。

  • ナビ・オーディオ系がやや古く、操作性に一昔前の印象がある
  • 運転支援系の機能が今の基準だと物足りない
  • CVT的な加速フィールが苦手な人もいるかも

とはいえ、日常的な使用に支障があるようなレベルではありません。

総評|今でも“満足度MAX”のセダン

デザイン、走り、快適性、静粛性、信頼性…どれをとっても高水準でまとまっており、「4年間飽きずに乗り続けられた」というのが何よりの証拠です。

今の中古車市場でも、210系アスリートはかなりコスパの良い選択肢。 クラウン=高級車というイメージだけで敬遠するのはもったいないと思います。

クラウンアスリートはこんな人におすすめ!

210系クラウンアスリートは、以下のような方に特におすすめです。

  • 静かで快適なセダンを探している人
  • 見た目にもこだわりたい人
  • 経済性もある程度重視したい人
  • ハイブリッドでも走りを楽しみたい人
  • 中古車で“完成されたセダン”を手に入れたい人

まとめ|クラウンアスリートは“愛着が湧く一台”

4年間、この車と一緒に通勤し、家族や友人、恋人とのドライブに出かけ、時には洗車してニヤつき…

クラウンアスリートは、単なる移動手段を超えた“相棒”のような存在です。

次に乗り換えるときも、このクルマが基準になるのは間違いありません。

これから210系クラウンアスリートの購入を検討している方に、少しでもこの魅力が伝われば嬉しいです。 ぜひ、あなたの相棒候補に加えてみてください!

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